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人間ドック受診の目的の一つは、「近い将来病気を引き起こすと考えられる検査の異常や生活習慣の問題点を明らかにし、これを改めて病気の予防をする」、つまり、発症する前に病気の芽を摘んでしまおうということです。病気の発症には遺伝要因、外部環境要因、生活習慣要因の三つが関わります。このうち生活習慣は病気の発症に影響が大きくこれを改めることで病気の予防を期待することができます。これを一次予防といいます。
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人間ドックのもう一つの目的は、「自分が健康であると感じている人が、病気を持っていないことを確かめる」ことです。
逆に言うと、健康だろうと思っている人が自分で気付かないうちに大きな病気を持っているとしたら、それを早く見つけて大事にならないうちに治療してしまおうということです。これを二次予防といいます。
人間ドックでは職場の定期健診、地域のがん検診や基本健康診査などよりも充実した検査項目や診察が行われます。これはこの二つの目的を達成するためです。そして、医師や看護師・保健師・栄養士により検査結果の説明と判定および二次検査の指示、さらに生活指導まで行います。
ポイントは人間ドックを過信せず、上手に利用することです。すでに治療中の病気についての相談とか、あるいは自覚症状があって具合が悪くて困っている人の病気の診断や治療については、人間ドックは適していません。明らかに自覚症状のある人は適切な診療科の外来を患者として受診し、その症状を医師に訴えて診てもらうほうが効率的で間違いありません。
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